有岡城
兵庫県伊丹市伊丹
築城者 伊丹氏
城主 荒木村重
≪伊丹城≫
022
天正二年(1574)
南北朝時代
荒木村重の居城で、黒田管兵衛が幽閉されたお城で有名。伊丹氏を破って入城した村重は、
信長の命により伊丹城を有岡城と改名し、現在ではその二つの名前で広く認識されています。
当時を偲べる場所は主に四箇所ほどあるのですが、中でも遺構がはっきりと確認できる二ヶ所
は、JR伊丹駅前の本丸跡と総構の最北に位地する猪名野神社がそうです。本丸跡はJR伊丹駅
を降りて、すぐ目の前で公園になっている。昭和四十九年から五十一年に発掘された、石垣と
井戸跡・建物の基礎がひっそりと並ぶ程度。また、かなりの広さの空堀跡と土塁が周囲に復元
され、石垣は天正期の築城らしさを物語る、墓石などが多くみられる。高台と土塁そして空堀の
大きさから、決して小さなお城ではないことが、容易に想像できます。
『総構とは城下町ごと壁などで、すっぽり囲ったお城の事』
私見・登城日2002・09・19 作成日2002・11・03 編集日2006.02・26
JR伊丹駅の南で入口の、正面に有岡城がある。駅前の市営駐車場に車を預け、城の周りを
散策し、北からの『たぶん、搦め手』登城となる。本丸跡には、基礎・井戸跡・土塁・石垣など
沢山の遺構が残っていて、とくに、本丸跡の石垣には驚いた。また、各場所の説明も行き届き
初めて訪れた人でも納得して見れるのではないかと思った。
穴太積の石垣と本丸跡
石垣の標示
有岡城の城碑
本丸の石垣