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東山城
徳島県三好郡三好町
築城者・新田氏
山城・標高500m
東山城は、八つ石城《井川町》とともに吉野川南北の
おさえとして、鎌倉時代から室町時代にかけての城で、
南北朝時代(1340)南朝方の新田氏一族が拠ったと
伝えられている。この城は、河内の千早城に範をとった
もので、山頂には空壕をめぐらし、搦手は後方隠里に
通じ大きな空濠が設けられている。戦国時代・大西備中
守元武が拠ったといわれ、天正五年(1577)長宗我部元親
が阿波への入国により落城したと伝えられる。
白地城主・大西出雲守頼武の三男、大西備中守が拠もり、
天正五年(1577)長宗我部元親の軍と戦い落城。
妻島村で逆徒のため死すとある。白地城があまりにも、
あっけなかったので、この城もほとんど戦わずに捨てられ
たようである。しかし、この城も形式、位置から考えて
南北朝期の山岳武士の城で新田一族の築城であろう。
虎門柵
空堀
私見・登城日2003・09・21 作成日2003・10・04 編集日2006・05・07
歩いてもしれてるべ。 それはないよぉ〜