合戦
金沢城
≪尾山城≫
石川県金沢市丸の内
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天正十一年(1583)
築城者・前田利家・利長
平山城
文明年間(1469〜86)本願寺の一向宗の八世・蓮如上人が
加賀に下り、この地に寺院を建て、御山御坊と称した。
この寺院は戦闘的な一向宗であり、空堀を堀り柵を構え
防備した。すなわち城構えであった。
天正八年(1580)織田信長は佐久間盛政に命じ、御山御坊を
攻めこれを落すと、修築して尾山城とした。
これが金沢城の前身である。
天正十一年(1583)賎ヶ岳の戦いで盛政は戦死。
代わって前田利家が尾山城に入った。利家は入城すると
食客であった高山右近に頼み城の大改築を行った。
文禄元年(1592)には利家の子、利長が二度目の大改築を
行い名も金沢城と改めた。
以降前田氏は徳川幕府下の大名として最高石高百二万石を
世襲して明治に至った。
私見・登城日2005・03・21 作成日2005・04・24 編集日2006・05・21
朝8時にホテルを出て、近江市場に向かう。8時30分に市場の駐車場に停め、市場内を散策。
まだ早いのか店があまり開いていない。表通りに出てガイドブックを頼りに散策するが、
有名処は、日・祭日は休みだって!。9時も過ぎたので金沢城に向かう。
大手門からの登城開始。門を入ると広い二の丸があり、その向こうに、左に橋爪門・中央に
五十間多聞長屋・右に菱櫓が目に飛び込んで、ド迫力に圧倒される。
まず、高台から見て城内を把握し、移動開始。鶴の丸倉庫は、戦時中は弾薬倉庫として使われた。
のち、三十間多聞長屋で、10時も過ぎたので五十間多聞長屋に行く。橋爪門をくぐり、長屋に入る。
橋爪門続櫓≪脇門≫からの入場。平成13年(2001)に復元された菱櫓は、高さ約17mと二の丸で
最も高い建物である。橋爪門は二の丸の正門にあたる。屋根は鉛瓦で葺き、釘を一切使っていない。
橋爪門続櫓
続櫓から五十間櫓を見る
て・さ・み