鯰江城

築城者:鯰江氏 文永五年(1268)
所在地:滋賀県東近江市なまず江町

№521

登城日:平成二十四年(2012)九月十七日  作成日:平成二十四年十一月十一日

鯰江城は、愛知川右岸の段丘崖上に築かれた城ですが、現在は集落の整備によって遺構の
ほとんどが消滅し、わずかの土塁跡をみるだけとなっている。愛知川を見下ろす比高7m
ちかくの段丘崖上に東・西・北の三方を堀で囲んだ約半町域に本丸をもち、その北西約50m
には変形6角形の土塁と堀に囲まれた御殿屋敷がある。

しかし、当城は永禄十一年(1568)の観音寺城の開城後に、当城主鯰江満介貞景が佐々木
義治らを入れて織田信長に再度対抗しょうと企て、土塁を高く築き、堀を深くするなど、
大規模な修築をしていることから、修築後の遺構だろう。

鯰江城の石碑と案内板

大手道の側に鯰江城の石碑

大手道の右が本丸で、正面の石垣が御殿屋敷跡

鯰江城の案内板

城跡に住まわれる鯰江さんは、城主の末裔?

本丸の石垣

鯰江城の矢印

本丸の土塁

本丸跡の祠

本日の最終の城、鯰江城址は、予想を裏切り、とんでもない遺構に驚愕!
再訪できる時は、現在城址にお住まいの、鯰江さんをお訪ねして、お話を
聞かせていただこうと思っています。今回の琵琶湖湖東の城巡りも、終了し
家路と急ぎます。

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