田ノ口城

築城者:和田正光 正平八年(1353)
所在地:大阪府枚方市交北2丁目28番1号

№402

田ノ口の地名は、八~九世紀に生きた(田口姫)からと伝えられています。
田口姫は、仁明天皇(810~850)の外祖母として正一位を贈られ、田口小山に葬られた
と言われています。

この田口の地に、正平八年(1353)に楠木一族の和田正光が築城、その後は喜多氏累代の
居城となり、永禄九(1566)年、三好日向守の攻撃を受けて落城しました。と『喜多氏系図』に
記されており、小字城ノ山と言われた所が田口城の城跡と伝えられています。また、城門に
使われていたという『唐居敷』が、田口の山田神社に残されています。

この唐居敷が残されている山田神社の境内に十五メートルもの勧請縄(かんじょうなわ)が
つるされていますが、最近境内に保育園もでき、近隣の子供でにぎわっています。

地元では、『たのぐち』と呼びならわしており、江戸時代の文書にも『田ノ口』『田の口』と
表記されていることが多い。昭和四十九年から大字田口に居住表示が施行され、読みは
『たぐち』とされたが、それ以前から設けられているバス停の名称は、従来の『田ノ口』である。

交北城ノ山遺跡の説明板

城跡に建てられた山田中学校

山田中学校の東側

山田中学校の南側

田園に囲まれた城跡を散策中

登城日 平成22年(2010)6月19日  作成日 平成22年8月22日

城周辺に出掛け、散策していますので
しばらく おまちくださいね

inserted by FC2 system