永井伊賀守陣屋

築城者:永井伊賀守 万治元年(1658)
所在地:大阪府枚方市御殿山

≪渚城≫

御殿山神社は、渚院跡の観音寺境内に隣接して設けられた粟倉神社の(現小倉町)の
御旅所を起源とする。のち、江戸期文政年間に八幡大神を勧請し、西粟倉神社と
称したが、明治初年の神仏分離令によって御殿山に社殿を造営し、明治年三年九月
当地に遷営し御殿山神社と改称した。

御殿山の名称は惟喬親王の渚院のあずまやに起源すると伝わるが、江戸初期に
淀藩主永井家系統の永井信濃守尚政の次男・永井伊賀守が領地支配の陣屋を建てた
ためと考えられる。祭神は八幡大神(品陀和気命)、末社として稲荷神社、貴船神社
を祀る。なお、市立御殿山美術センター建設に先立つ1986年の発掘調査で、弥生時代
から平安時代にかけての住居・建物跡や中世の大溝が検出され、江戸時代の建物跡など
陣屋に関わる遺構も見つかった。         現地の説明板より

№404

陣屋の搦手

神社・陣屋の説明板

陣屋跡から搦手を観る

居館跡に建つ御殿山神社

大手道

伊賀守が祀られているお堂

大手道沿いにある(御殿山公園)曲輪

天保七年の文字が

整備された曲輪

登城日 平成22年(2010)6月23日  作成日 平成22年8月21日

高槻から枚方大橋を渡り、淀川沿いの(旧国道1号線)を京都に向かって進み、
京阪御殿山駅手前の信号を右折する。真っ直ぐの坂道を200m駆け上がると、左に
市立御殿山図書館の案内板がみえる。その道を左折して進むと右側に図書館、さらに
進むと、左に御殿山公園さらに進み、突き当りまで進みます。左に御殿山神社があり
右折して木の間に5~6台車が停められます。永井伊賀守陣屋跡は、思っていたより
壮大で土塁らしきものもありましたが、京街道沿いに多くの遺構が存在しているのに
は驚きです! 次は山城淀藩主・永井信濃守尚政の五男・甲斐守尚申の永井大之丞陣屋
を訪れたいですね。

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