淀 城
№481
築城者:松平定綱 元和九年(1623)
所在地:京都府京都市伏見区淀本町
淀城は宇治・桂両川の合流点付近の川中島に位置し、伏見城廃城に伴いそれに代わる京都護衛の役割を担わされた
ものである。元和九年閏八月、松平定綱は二代将軍徳川秀忠から淀入部を命ぜられ(徳川実紀)所領三千五百石を
宛行われた。この地は納所の旧淀城跡の対岸にあたり、河村与三右衛門の屋敷があった地点である。
城郭は寛永二年(1625)にほぼ完成し、「淀古今真佐子」によれば二条城の旧天守閣が移築されたと伝えられている。
そのほか、伏見城の殿舎や姫路城の櫓も寄せ集めの形で移建されたが、これは当初伏見城天守の移建を予定していた
ため天守台が広すぎることとなったからであるといわれる(淀古今真佐子)。本丸・二の丸・三の丸のほか多数の櫓を
備え、城の北・西側には著名な揚水用の水車が設けられていた。
登城日:平成二十三年(2011)十一月五日 作成日:平成二十三年十一月十九日
淀屋の灯篭
与抒神社本殿
本丸
現地の淀城の地図
武者走り
天守台
淀城の内堀
淀城本丸の三等三角点
淀城の石碑
淀城の城碑
武者走り
櫓台