物集女城
築城者:物集女氏 長享元年(1487)
所在地:京都府向日市物集女町中条
№478
物集女城は、向日市物集女中条にあり標高29m前後の扇状地に構えられた城館です。
15世紀後半には土塁と堀が築かれ、100年ほどで廃絶したとかんがえられます。
中心部(主郭)はほぼ方形で、周囲を土塁と堀がめぐります。北西ないし南東に虎口
があったと推定されます。郭内部にどのような建物があったか、まだはっきりしていません。
各地に残る城館の発掘成果や絵図などから、物集女城主の住まいとなる主殿、客間や近親者
の住まいとなる脇殿があり、建物は礎石建ち、桧皮(藁)葺きと想像されます。
また、厨(台所)、井戸、倉庫、厩、屋敷神、便所もあったのではないでしょうか。
公民館で頂いた(物集女氏と物集女城)から
登城日:平成二十三年(2011)十月二十二日 作成日:平成二十三年十月二十二日
本日の天気は雨!! だが朝起きてみると曇り空ですので、急きょ京都の城巡りに出かけました。
国道171号線を北上しつつ、前々から気になっていた物集女城を訪ねることにしました。
城跡の西側の畑の入口に、私有地に入らないでくださいのカンバンがあり、よこに説明板がありました。
私有地の外に三脚を立てズームいっぱいに撮り続け、最後にもずめ城を考える会の説明板を撮り車に帰る。
公民館の無料駐車場に停めさせていただいていましたので、お礼を言って帰ろうとした時、受付の女性が
城跡の持ち主さんは、田中さんです。とお家を教えて頂きました。ダメ元で、お尋ねすると、持ち主の
田中義久様が自由に撮ってもよいと、気安く言ってくださいました。許可を頂き、主郭・土塁・水豪と
櫓跡の写真を撮り、田中邸に戻り御礼を言い、表札の写真も撮らせていただきました。
城跡の南側は、田中義久様の私有地で、北側は(もずめ城を考える会)の会長さん安田稔様の私有地です。
ゴシンさんが祀られている櫓台跡
櫓台の全景
土塁の北側
土塁の南側
物集女城の主郭
物集女城の復元想像図
土塁上からの水豪
田中嘉久様の表札
直角に近い水豪側の土塁の側面
もずめ城を考える会の説明板