炬口城

築城者: 安宅秀興
築城年: 永正二年 (1505)
所在地: 兵庫県洲本市炬口

炬口戎神社

登城道

堀切

崩れた石垣の石

崩れた石垣跡

崩れた石垣の石に番号が

山頂の本丸跡の空堀

炬口(たけのくち)城は、永正二年に安宅秀興によって築かれた。
淡路守護細川氏滅亡後、淡路国は阿波の三好氏に制圧され、
安宅氏も三好氏に従っていた。安宅氏はその後淡路国内に勢力を
広め炬口城で三代続いた。 

家臣である安宅氏は、当時堺の港に出入りする船を狙う海賊を
退治するために淡路島に渡った国人である。
堺の咽喉元を押さえ、兄を助けてたびたび河内に出陣天正九年
羽柴秀吉による淡路侵攻の際、安宅氏の本城由良城(古城山)が
急襲され、城主安宅冬一(清康)が城を明け渡した。
この時、炬口城も落城した。 1582年中富川の戦いに出陣するも
敗北、元親に居城を攻められ、息子益太夫とともに戦死した。

                
日本の名城・古城事典より

登城日:平成21年(2009)12月22日 作成日:平成22年(2010)1月4日
編集日:平成22年9月5日

№370

志筑から国道28号線で南下して、洲本の塩屋交差点手前炬口交差点を
右折する。突き当たりを右折して、国道28号線に戻りその手前の道を
左折すると戎神社の前にでます。そのまま国道28号線に沿って北に50m
進むと山に向かって道の真ん中に祠がある一本の細い道があります。

その前の山が炬口城です。道を山に向かって進んで行くと、突き当たり
上から3番目の写真、急斜面になります。その左の急斜面の頂上が城跡で
途中に番号の書かれた石が、ゴロゴロしています。

足元は枯れ葉が腐葉土となり20~30cm積もっていますので、気をつけ
ないとそのままい落下してしまいます。約30分で頂上の本丸跡に着き
周りを見渡しましたが、視界は悪いですが土塁は確認できました。
登城の際は、スニーカーより長靴がベストですね


地元の方6人に炬口城跡を聞きましたが、わかりませんでしたが
洲本城の本丸で茶店を営む、物知りの81歳のおばさんに教えて頂きました。
このおばさんの事は、洲本城の再訪でのアップの折に書かせてもらいます。

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