中津川市街の北方、木曾川の恵那峡入口の断崖の上に苗木城が累々たる石垣を残している。
このあたりは、岩村遠山氏の分家苗木遠山氏が古くから本拠にしていたところだ。
この城は遠山景村が建武年間（1334～37）に築いたとされている。以後約百年間、遠山氏が
居城した。戦国時代になって遠山友政は織田信長に属したが、後に徳川家康に仕えた。

そのために秀吉が覇権をにぎると、苗木城は秀吉の臣川尻直次に与えられた。しかし、直次
は関ヶ原の合戦で西軍に属して配敗死。遠山友政が一万五百国を与えられ、再び先祖伝来の
苗木城に入城した。以後、十二代友禄までつづいて明治維新を迎えている。

妻籠城から帰り道、夕方４時半頃にナビで周辺を検索。苗木城が14ｋｍとあがってきた。
そのまま苗木城に向かうが、急激に暗くなってきた。駐車場に入る手前でライトを点灯。
早足で天守に向かいながらフラッシュを控え乱撮！。天守台には木組みをされた
展望台があり、階段を上がっていると、上から話声が聞こえてくる？

上がって宜しいですか？　と、声をかけると、どうぞぉ～　のカタコトの返答があり
上がってみると、愛犬を連れた外人（トーマス）さんが　ニコニコ顔でこんにちは(^ω^)
あとでお聞きしますと、毎日夕方に上がって来るが、この時間に上がってくる人はいない
のに声が聞こえたので怖くなり愛犬と話をして、存在を知らせていたと言ってました。
と言われていましたが、この時間に、こちらも怖かったですとみんなで大笑い！

トーマスさんの奥さんの実家が、苗木城の廃材で建てたと興味ある話をして頂きました。