川之江城

所在地:愛媛県四国中央市川之江町
 築城年:延元二年(1337)
 築城者:土肥義昌

《平山城》

≪仏殿城≫

№300

天正十年(1582)長曾我部氏の再度の攻撃で川之江城が落城した際、
河上安勝の息女年姫は父の後を追って断崖より燧灘に身を投げたという。
川之江城落城の悲話として、この断崖を姫ヶ嶽と呼ぶようになったそうです。

姫ヶ嶽

井戸跡

天守

鉄筋コンクリート造3層4階地下1階の天守は、戦国時代の石垣の上に
新たに積まれた天守台に昭和61年6月30日に堂々と建てられていました。
二階・三階は展示室、最上段四階は展望台を設けられていました。

城門

二の丸

本丸から一段低く北に位置する二の丸は、桜が満開でした。
城門の向こうに見えるブルーシートは、地元の相撲大会の土俵です

鷲尾山(標高62m)の頂上の本丸からの展望はすばらしい!。
左側は大手製紙会社、右手は漁港で、城山の下の海は開発の手が
進んでいなので、ホッとしました!。

本丸南側の石垣

本丸

以前は井戸がありましたが、危ないとの事で埋め戻されたそうです。
その上に碑を建ててありますと、教えてもらいました。
また、この井戸から海岸線に通じる抜け穴も確認できていたともおっしゃっていました。
今回お世話になりました、河上様のご好意で城郭の隅々まで案内して頂きました。
河上様は戦国時代の文献も多数お持ちだそうです。再訪の時は拝見させてもらえる
そうですので、高速道が2年間1000円の今が再訪チャンスだ!。

本丸から見た純然たる模擬城門であるが、かくも立派なうえ
枡形をも構築しています。と苦笑しながら話されていました。
苦笑の理由は )))(゚o゚;)/エッ。そうなんだ~!

川之江城で遺構として残っている石垣は、この石垣と天守台の基礎に
なっている元の天守台だけだそうです。

登城日:平成二十一年(2009)四月四日  作成日:平成二十一年(2009)四月二十二日

四国八十八箇所巡りの途中、川之江城に寄った。登城道の麓に市営の無料駐車場があります。
山頂の腰曲輪にも無料の駐車場が完備されていますが、城主が歩かれた道を上がりました。
昔の道はもう少し険しい道でしたが、歩きやすく整備されたと河上様が話されていました。
残念!
約20分で頂上の本丸に着き、1時間程で全城郭を探訪できました。
城郭は綺麗に整備され、数々の建物も復興されていますので、楽しめる城郭でした。
戦国時代の城主は河上安勝。今回お世話になった河上様も河上でしたね(^_-)-☆。

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