日本城巡り

愛知川宿

愛知川宿は江戸時代から宿場町として発展してきました。時代の流れとともに発展してきた愛知川宿も、

現在では商店街となっており、常夜灯や脇本陣の石碑が当時の名残をとどめています。


平成十四年、中山道に宿駅制度が制定されて四百年の節目の年に商店街沿いの十五店舗で「中山道愛知川

まちかど博物館」がオープンし、加盟店は目印に浮世絵がかかっています。まちかど博物館は小さな博物館の

連合体で、自由に見学が出来ます。


愛知川宿には、びん細工手まりをはじめ、近江上布や太鼓など、古くから伝わる伝統工芸があります。     

とりわけ、びん細工手まりは、町の伝承工芸品として受け継がれ、シンボルマークとなっています。愛知川宿を

歩くと、びん細工手まりをデザインしたマンホールの蓋があちこちに見られます。


宿の南端で中山道と交差する愛知川は、その昔大雨が降ると濁流に多くの人や馬が呑み込まれていました。旅人

の苦難を見かねた成宮弥次右衛門たちは、愛知川に橋を架けて旅人を救おうと寄付金を集め、天保二年(1831)に、

当時まれに見る橋の通行料を取らない「無賃橋」が完成したのです。無賃橋は歌川広重の木曾街道六十九次にも

描かれており、現在は「御幸橋」が架かっています。橋のふもとには祇園神社があり、愛知川を守る水神として  

中山道の交通を守る神として祀られています。毎年七月中旬には神々への感謝の気持ちをささげる         

『愛知川祇園納涼祭花火大会』が開催されています。

通行手形・平成十五年九月二十三日発行 作成日・平成十五年十月二十一日 編集日・平成十九年一月七日

中山道

滋賀県愛知郡愛荘町

65番目の宿場

彦根城からの帰り道、国道に沿って蛇行をしながら一本の道がナビに映る。

最初はあまり気にはなっていなかったが、愛荘町に入って中山道愛知川宿の看板が目に飛び込んできた。

すかさず、ハンドルを左に切り中山道に向かう。500mほど走ると、愛知川宿の碑があり、その横にッポストがあった。

その角を右に曲がり中山道に入る、そこは300年前にタイムスリップしたような雰囲気のある宿場であった。

思わずブレーキを踏み、周辺を見回す。現在では考えられない当時の様子がそこにはあった!。

この中山道の愛知川宿に車を乗り入れた事を後悔するような宿場であった。

愛知川宿のゲート

inserted by FC2 system